ディズニー映画『モアナと伝説の海2』感想(ネタバレ有)

ディズニー

昨年12月6日に日本でも公開が始まったディズニー映画『モアナと伝説の海2』を見ました。

結論からいうとものすごくよかった!!

実は私、前作『モアナと伝説の海』はそれほど感動しませんでした(;^_^A

というのも結末の意味を誤解していたのが原因なのですが、腑に落ちないところがあり「とてもよかった!また見たい」とはなりませんでした。

そのため大変申し訳なかったのですが、全然期待せずに「少し気になるし見ておくか」くらいのテンションで見に行きました。

そしたら今回は号泣( ;;)

とにかくよかったです。

以下、ネタバレ有で感想を書きますので、ネタバレ踏みたくない方はUターンをお願いします

全体的によかったところ

具体的に何がよかったかの話に入る前に、全体的によかったことを先に書くと、曲がよかったです。

全部よかったです。サントラ買いたくなるレベルでした。

この後にも書きますが、私は特に”Beyond”と”Get lost”が響きました。

オープニングの曲も「ディズニー映画始まるよーー!!!」感が全開でオタク大歓喜でした。

あとモアナの上腕二頭筋がとてもかっこよかったです。私もあのくらいつけたい。

引用元:https://x.com/disneystudioj_a/status/1863706593650675737?t=ptFAJ8IMTP2zubCVv85tvw

ストーリーでよかったところ

Xでもつぶやきましたが、今作は「自分が何者なのかは自分が選ぶ」ことがテーマの一つにあったように感じました(公式のコメントなど詳しくは見ていないので、あくまでも個人的に感じたことです)。

自分の島の民を救うところから始まったモアナの旅が、今回は自分の島だけではなく、より広い世界を救うための旅になり、責任重大かつ壮大になっていました。

新たな使命を受けるとともに「自分は何者なのか」迷うモアナの姿が印象的でした。

転換期はやはり混乱し困惑しますよね。

そこでモアナが歌う”Beyond”がマジでとてもよかったです。

まずここで泣きそうになりました。

次元を上げるためには、問題を解くためには現状維持でもダメで立ち止まっているだけでもダメで、行なわないといけないし過去を超えていかないといけないんだな、と悟り深かったです。

旅のメンバーがよかった

今回、モアナの旅には仲間が数名加わったのですが、その中にモニというオタクがいたのもよかったです。

公式が「伝説オタク」と紹介していたし、映画を見ても本当にオタクでした。

オタクの知識ってやはり役立つときがあるよね、と自分に対して肯定的になれましたし、前向きなビジョンをもらえました。

公式ではオタクとは紹介されていませんでしたが、ある意味「船オタク」のロトも、研究好きや天才肌という点でヒロ・ハマダ感があってよかったです。

そして前回は敵だったカカモラさんたちが今回味方になってくれたことに驚きました。

昨日の敵が今日の友になる王道ジャンプ的な展開キタ――(゚∀゚)――!!と内心湧きました。

というか君たち、ただ故郷に帰りたかっただけなのか…と健気な理由に感動して大好きになってしまいました。

前作で1人(個?)だけベイマックスのお顔の子がいたのは有名ですが、今回はいなかった?(私が見つけられなかっただけかもしれない)ようで、そこだけ少し寂しかったです。

今私の中で熱い推しの1人、カリム・アルアジームの好物がココナッツジュースなので、自分の中でココナッツの価値がだいぶ上がっていたのですが、カカモラさんたちの追撃によって「好き」の部類に昇級しました。

おめでとうございます、ココナッツ。

ヘイヘイは相変わらず最高でした。

周りのみんなも笑っていたし、私も1人で行きましたが耐えられなくてゲラゲラ笑ってしまいました。

ちなみにうちにもね、ヘイヘイがいるんですよ。

三つ子で右からヘイヘイ、ベイベイ、ペイペイっていうんです。

以後お見知りおきを。

モアナとマウイの友情が熱くてよかった!

今作の見どころの一つともいえるのではないかと思いますが、モアナとマウイのBuddy復活が熱かったです!

今作は、時系列としては前作から3年後の設定です。

その間、モアナとマウイは一度も会っていなかったようです。

久しぶりにマウイに会えてテンションMAXのモアナがかわいかったし、口ではひねくれたことをいいつつも内心めちゃくちゃ喜んでいるマウイもよきでした。

モアナが落ち込んで自信を失っているときにマウイが励まして、「お前ならできる」と背中を押す姿もとても最高でした。

マウイの歌もとてもよかったです。落ち込んだときに聞きたい一曲です。めちゃくちゃ元気出ました。

正確ではないのですが、「俺の人間の親友なんだ」と叫んでいたのもマジでよかったです…Buddyものに弱いのでもう…Buddy最高…泣きました…。

マタンギの歌にものすごく背中を押された

SNSでも話題になっているマタンギの歌”Get lost”が今回1番刺さったといいますか、歌詞がとても響きました。

私は今まで、自分の意思より「目の前の相手が願うことを選ぶ」ことを求められる環境にいることが多かったので、「自分の意思で選択していい」といわれると戸惑います。

「あなたはどうしたいの?」と聞かれると、本当に一瞬思考停止します。

自分がどうしたいのか、どうなりたいのかよりも「親が願う選択」「周りの人に求められているであろう選択」を選ぶことがサバイバルスキルの一つだったのだと思います。

20年以上そのように生きてきて、「自分で選択すること」はむしろ教会に通い始めてから求められるようになりました。

けど「自分で行きたい道を選択すること」に慣れていないから、決断を迫られるととにかく迷うんですよね(;^_^A

未だに自分の本心がわからないときが多いので、ある選択を前にするととても迷います。

「自分でしっかり選択できるようにならなければ」と、自責まではいかなくても、今の自分の状態がよいとは思っていませんでした。

けど、マタンギの歌を聞いて「迷っていいんだ」と気が楽になりました。

引用元:https://x.com/disneystudioj_a/status/1868249648483426592?t=ptFAJ8IMTP2zubCVv85tvw

とてもいい意味でShockな歌で脳が衝撃を受けました。

また、人がいう「正しい道」や「よい道」を選びがちだけど、他にもたくさんの選択肢があって、迷って迷って自分が選択肢を決めていいんだと思えました。

私が未だに躊躇してしまう「自分が選択をすること」に対し、「どんどん行け!自分で選べ!」と背中を押してもらいました。

本当にこの歌とてもいいです。というかマタンギがよかったです。救われてほしいです。

最後に

他にも

・歴史は1人1人がつくるもの。

・神(マウイは半神半人だけど)と人間が一つになって勝てば平和の歴史が起こる。

・旅の仲間におじいちゃんがいたのが新鮮でよかった。

などなど、感じたことはたくさんありますがきりがないのでここいらで締めくくります。

けどこれだけは言わせてください。

続編つくるんかーーーーーーーいwww

まだ正式に発表はされていないかと思いますが、エンクレを見る限りあからさまに「続編つくります!」感満載でした。

最近のディズニー映画は続編ばかりですね。

監督が同じであれば期待できますが、とにかくよい作品が生まれることを祈ります。

『モアナと伝説の海2』、気になった方はぜひお近くの劇場に見に行ってください!