茶色に色づいたハート形の落ち葉が、
小道を愛らしく飾っている。
目を上げれば、落ち葉の主人は桂。
夏に茂っていた葉は落ちて、
ほとんど枝だけになっていた。
これから寒い季節に向かうのに
秋風は 桂の衣を綺麗に脱がせて 去っていったんだな。
桂の落ち葉は、甘い香りを持っている。
人に踏みつけられて、傷つけられると、
その甘い香りは一層強く放たれる。
この桂の木のように、
踏みつけられ、傷つけられる程に、
甘い香りを放つ人がいる。
あなたは誰だろうか。
落ち葉の頃、桂の小道を通るとき、
甘い香りの記憶が、
その人の事を思い出させてくれる。
作詞:ここ
社会人になって聖書を学び、信仰を持つようになりました。
信仰もちながら生きる生活をもっと楽しくするために、日々挑戦中。