ネットで無料試し読みができる期間に読んで、実はこっそりハマっていたマンガ『マッシュル-MASHLE-』。
いつの間にか連載が終わっていたことをこの前初めて知り、全巻読んできました(スパのリラックスルーム的なところに置いてあったからそこで読んだ)。
結構悟り深かったので、感想を書きたいと思います。
※ネタバレありなのでご注意ください。
『MASHLE(マッシュル)』はどんな作品?
★パワーこそ全て!アブノーマル魔法ファンタジー!
ここは魔法界。魔法が当然のものとして使用される世界。
そんな魔法界の深い森の中で、一人筋トレに励む少年がいた―――――
魔法が使えないながら、家族との平穏な暮らしを望む彼だったが、
ある日、その命を突然狙われることになり…!?
彼の鍛え抜かれた筋肉は精鋭の魔法使いたちに通用するのか…!?
鍛え抜かれたパワーがすべての魔法を粉砕する、アブノーマル魔法ファンタジー堂々開幕!
分類するならギャグ、ファンタジー、バトル、学園ものですが、個人的に一番強い印象は
ギャグです。
作者の甲本一先生、ギャグセン高すぎます。
そもそも「筋肉で魔法をねじ伏せる」という設定が好きすぎます。
ディズニー映画では絶対に見られない設定、好きです。
引用したあらすじの通り、魔法が使えない少年マッシュが、筋肉パワーで魔法使いたちと戦いながら成長していくストーリーです。
ご都合主義が嫌いな方は多分合わないと思います(;^_^A
読んだ感想
私は基本的にギャグマンガが好きなので、最初は「いろいろな意味で面白そう」という単純な発想で読み始めました。
けど、物語が進むにつれてだんだんとストーリーが壮大になっていって、ザ・ジャンプ!という展開になりました。
私は王道ジャンプ展開が大好きなのでそれがまた面白くて、最後まで読みましたが、作品を通して気づいたことがありました。
それが何かというと「私は、優しい人が報われる話が好きなんだな」ということでした。
百聞は一見に如かずということで、原作を読むかアニメを見ていただければとてもよくわかるのですが、主人公のマッシュはとても優しい少年です。
人の心に寄り添える人だし、周りに感謝する心がしっかりあるし、自分の大切なものだけではなく他の人の大切なものも大事にできる子です。
きれいごとを言うだけではなく、それを守る力も持ち合わせていて心身ともに強い子です。
そんな彼の優しさに、周りの人たちも救われていきます。
最後にはマッシュの努力やしてきたことがすべて報われるのですが、その姿に泣いてしまいました。
読みながらとても元気をもらう作品でした。
また、読み終わって家に帰る途中、ふと「優しさも武器になる」という考えが思い浮かびはっとしました。
私も「優しい」と人からよく言われるのですが、現実ではぶっちゃけ優しいと生きづらいので、自分の優しさは弱点だなーと思っていたのです。
正直、優しい人は利用されやすいし、いいように使われて損をして終わり…という印象があります。
でも神様は「行ない通りに報いる」とおっしゃいました。
目に見える形では損をしているようでも、いいように利用されているように見えても、天の世界では優しくした分の報いをしっかり受けているんだろうなと思いました。
逆に優しくしなかった分の報いも受けているのでしょう。
だから優しさは武器なんだなと思いました。
マンガの中でも、マッシュが戦って倒した人たちが最終的には彼のことを助けてくれました。
王道ジャンプ展開、大好きです。
マッシュがそれまでみんなに与えてきた優しさが、すべてマッシュに返ってきている姿を見てとても感動しました。
「このように神様は必ず行なった通りに報いてくださるんだな」と悟り深かったですし、勇気をもらいました。
また、私は優しい人が報われる物語が好きなのだなと自分の好みにも気づかされました。
ヒロアカもそうだもんなー。
『MASHLE』、ご都合主義OKな方にはとてもおすすめです!
私もまた読み直したいです。単行本を買おうか悩んでいます(笑)。
素敵な作品を生み出してくださった甲本先生、そしてその作品に出会わせてくださった神様に感謝します!
ちなみに、ジャンプチャンネル登録者数200万人記念で2025年3月15日までYouTubeでアニメを一部見られるそうです☆彡
気になる方はこの機会にぜひ!