現在(2025年3月)公開中の映画『ヒプノシスマイク』を見てきました!
感想を一言でいうと
沼、最高。
個人的には『僕のヒーローアカデミア』以来に「出会ってしまった」(=クリティカルヒット級で好みの)作品でした。
『僕のヒーローアカデミア』の感想は「30年間気付かなかった自分の夢」という記事に書いてるのでよければご覧ください。
衝撃と感動が処理しきれないので書いて吐き出します。
そもそも『ヒプノシスマイク』とは?

2017年9月に始動した音楽原作キャラクターラッププロジェクト“ヒプノシスマイク”
総勢18人の個性豊かなメインキャラクターが
「イケブクロ・ディビジョン」「ヨコハマ・ディビジョン」「シブヤ・ディビジョン」
「シンジュク・ディビジョン」「オオサカ・ディビジョン」「ナゴヤ・ディビジョン」
の6チームに分かれ、熱いラップバトルを繰り広げる。
バトルを彩るラップミュージックには、
日本のヒップホップシーンを牽引するラッパー・トラックメーカーがクリエイターとして参加。
様々な楽曲を声優が演じながらラップすることにより、
音楽を軸に各キャラクターのストーリーが展開していく。
また“ヒプノシスマイク”では、キャラクター性の強い音楽と、物語性の強い音声ドラマを原作として、
コミック、ゲームアプリ、舞台、アニメなど、様々なメディアミックスも行っている。
H歴…人の精神に干渉する特殊なマイク「ヒプノシスマイク」の登場により、戦争は根絶された
このマイクを通したリリックには人の交感神経・副交感神経等に作用し
様々な状態にする力があるという女性党首率いる”言の葉党”が政権を握り
男たちはラップで優劣を決するようになったそして、H歴3年…
中王区”言の葉党”が主宰する「ディビジョン・ラップバトル」にて
各ディビジョンを代表するMCグループは互いの力を競い合う兵器ではなく言葉が力を持つ世界で今…
この国の未来をかけた最後のラップバトルが始まる
人の精神に作用する特殊な「ヒプノシスマイク」というマイクを用いて繰り広げられるラップバトルが熱い作品で、豪華なクリエイターや声優陣によって製作されています(以下「ヒプマイ」)。
武力ではなく言葉で戦うというところがかっこいいです、好きです。
そして聖書にも通ずるところがあります!
わたしたちの戦いは、血肉に対するものではなく、もろもろの支配と、権威と、やみの世の主権者、また天上にいる悪の霊に対する戦いである。 それだから、悪しき日にあたって、よく抵抗し、完全に勝ち抜いて、堅く立ちうるために、神の武具を身につけなさい。 すなわち、立って真理の帯を腰にしめ、正義の胸当を胸につけ、 平和の福音の備えを足にはき、 その上に、信仰のたてを手に取りなさい。それをもって、悪しき者の放つ火の矢を消すことができるであろう。 また、救のかぶとをかぶり、御霊の剣、すなわち、神の言を取りなさい。
エペソ人への手紙 6:12-17
イエス様の生を見ても、武力による血肉の戦いではなく、言葉による霊的なサタン(悪い霊)との戦いをしていらっしゃいました。
イエス様が暴力をふるった、人を傷つけたという記録はありません。
むしろイエス様が捕まるとき、相手に刀を振り落として耳を切ったペテロをイエス様はしかりつけました。
そして、イエスがまだ話しておられるうちに、そこに、十二弟子のひとりのユダがきた。また祭司長、民の長老たちから送られた大ぜいの群衆も、剣と棒とを持って彼についてきた。…(中略)… しかし、イエスは彼に言われた、「友よ、なんのためにきたのか」。このとき、人々は進み寄って、イエスに手をかけてつかまえた。 すると、イエスと一緒にいた者のひとりが、手を伸ばして剣を抜き、そして大祭司の僕に切りかかって、その片耳を切り落した。 そこで、イエスは彼に言われた、「あなたの剣をもとの所におさめなさい。剣をとる者はみな、剣で滅びる。
マタイによる福音書 26:47,50-52
イエス様は十字架につけられたときでさえ、右側にいた強盗に救いを与えるレベルで、とにかく人を救おうという精神の塊の方なので、人を傷つけるようなことはなさいませんでした。
十字架にかけられた犯罪人のひとりが、「あなたはキリストではないか。それなら、自分を救い、またわれわれも救ってみよ」と、イエスに悪口を言いつづけた。 もうひとりは、それをたしなめて言った、「おまえは同じ刑を受けていながら、神を恐れないのか。 お互は自分のやった事のむくいを受けているのだから、こうなったのは当然だ。しかし、このかたは何も悪いことをしたのではない」。 そして言った、「イエスよ、あなたが御国の権威をもっておいでになる時には、わたしを思い出してください」。 イエスは言われた、「よく言っておくが、あなたはきょう、わたしと一緒にパラダイスにいるであろう」。
ルカによる福音書 23:39-43
話をヒプマイに戻すと、登場するキャラクターたちが「拳や力ではなく、言葉で戦う」という考えを徹底してもっていて、その姿がイエス様と重なって見えてかっこいいのです。
魅力はまだまだあるのですが、私自身ハマって2週間ほどしか経っていなくてうまく伝えられないので、作品の魅力自体はチルさんのnoteにある「【必見】映画ヒプノシスマイクの魅力を徹底レビュー!ファンが語る見どころ」をぜひご覧ください!
ファン歴7年のオタクによる説明が分かりやすくかつとても魅力が伝わってくるのでぜひぜひご一読してみてください☆彡
言葉の力を感じる作品
言葉を武器とする作品なので、とにかく言葉の力をひしひしと感じます!!
とにかく歌詞がとてもいいです。
そもそも私自身、興味を持ったきっかけは映画の予告でした。
何の映画を見に行ったときかは忘れたのですが、たまたまヒプマイの映画の予告が流れて、その曲を聞いて衝撃を受けました。
言葉でうまく説明できないのですが、とにかく曲がかっこよかったですし、力というか威力というか、衝撃派を受けたような感覚がしたのです(前の文と同じこと言っている)。
作品の表現を使うと「ヒプノシスマイクの威力にやられた」ということになるのかなと思いますが、本当にたった1分半流れた曲の感動がすごくて、気になり始めました。
ちょうどヒプマイ好きの友達がいたので、映画を見た後すぐにその子に連絡して初心者向けのおすすめの曲を送ってもらいました。
※自分で検索して探したら曲が大量に出てきて、どれから聞いたらいいかわからなかった(;^_^A
高確率でものすごく驚かれるのですが、実は私は元々ヒップホップが好きで、キリスト教福音宣教会に来る前は洋楽に関してはヒップホップ系ばかり聞いていました。
高校で入部したダンス部でもヒップホップダンスをしていましたし、その後他のジャンルもやってみましたが、結局今でもヒップホップダンスが一番好きです。
ヒップホップというジャンルが生まれた経緯も好きだし、
燃やせお前のソウル!!
燃やそうぜ俺たちのソウル!!
的な激しいやつが大好きです。
という元々の好みも合って尚更ヒプマイの曲調がどれもドツボでした。
友達が送ってくれた映像の中にライブの映像もあったのですが、ダンサーさんたちがいて踊っていました。
そのふりもドツボ~~~で余計にうわぁぁぁぁぁぁぁとテンションが上がりました。
やはり自分はヒップホップが好きなんだなと改めて感じるきっかけにもなりました。
話がそれましたが、曲調だけではなく歌詞がとてもいいです!!
どの曲も深い歌詞で、考えさせられる歌詞だし、物事の神髄をついたような歌詞が多くて、とても元気づけられる曲ばかりです。
目の前の嫌なことに溺れたり、落ち込んだりすることがあっても、「自分は今何のために生きているんだっけ?」「何のためにこれをしているんだっけ?」と自分の核となる部分を思い出させてくれるなと感じます。
自分が表現しきれない、煮えたぎっているけど言葉にできない感情や思いを代わりにキャラクターたちが歌ってくれている感じの曲もあり、聞くだけでストレス発散になります。
しかも声優さんたち全員うまいです。とにかくうまいです。
あとキャラクターたち一人ひとりの作りこみが深くて、それぞれの育ってきた経緯や背景、そこに込められた思いなど知れば知るほどまた歌詞に味が出て、心に染み込みます…。
どのチームも3人組で「三位一体」がテーマの一つでもあって、霊的にも学ぶことが多いです。
それぞれのチームの想いや絆も尊くて、尊さの嵐です…。
百聞は一見に如かずなので、気になった方はぜひ公式チャンネルでいろいろ聞いてみてください。
観客参加型の映画がすごい
これまでは作品自体に対する感想を書きましたが、ここからは映画の感想を書きます。
ネタバレはないのでご安心ください。
といいますか、ネタバレしようがないのがこの映画のすごいところです。
なんとこの映画、日本初の観客参加型で、そのときの観客の反応次第でストーリー展開が変わる「インタラクティブ映画」なのです。
映画では計7チームによるラップバトルが繰り広げられるのですが、どのチームがよかったか、観客がその場でアプリを使って投票します。
そしてその投票結果によって勝者が決まり、その後のストーリーの展開もエンディングも決まります。
その数なんと48パターン、エンディングは7パターン!
上映映画館での投票結果が公式ホームページで公開されているのですが、場所によっても違いますし、同じ映画館でも上映会ごとに結果が全然違います!
私も見に行ったとき、アプリをインストールして投票してみたのですが、
とても楽しかったです!!
キャラクターたちと一緒に結果発表をドキドキしながら待つのも楽しかったですし、自分が投票したチームが勝つとものすごくうれしかったです!
もちろん自分が投票したチームが負けるときもありますが、キャラクターたちと一緒に残念な気持ちになるのでチームへの思い入れが深まって、それはそれで楽しかったです。
自分が投票したチームではなかったけど勝ち進んだチームの曲がとてもよくて逆に「ありがとう…」という展開になったり(笑)、どのチームが優勝するのか全くわからないので一緒にドキドキできたりするのが面白かったです!
それに他のチームの曲も聞いてみたい~!となるので
沼ですよ沼。
とても深い沼です。作り方うまいな~と思いましたが制作陣の思うつぼですよもう。
ちなみに私が行ったときは、イケブクロディビジョンが優勝しました!
最推しのチームで、「イケブクロディビジョンの優勝バージョンは絶対見たい!」と思っていたので、神様の御働きをとても強く感じて余計に感動しましたしうれしかったです(^^♪
池袋の映画館だとイケブクロディビジョンが優勝する確率が高いようですが(笑)、私は池袋ではなく家の近くの映画館で見たうえ、調べたら私が行った映画館では他のチームの方が優勝確率が断然高かったので、本当に奇跡だったなと思います…!
映画を見た後、説教の中で鄭明析(チョンミョンソク)牧師がオリンピックで韓国のチームをTVの前で声を上げて一日中応援したら韓国チームがその日四つも金メダルを取ったんだという話をしてくださいました。
先生が神様に祈りながら応援したら、天使が送られて選手が優勝したという裏話も一緒にしてくださり、まさに私が映画を見た時もそのような状況だったのかなと思いました(笑)。
最後に
ヒップホップやラップ(でなくてもテンポがよい曲)が好きな方、言葉が持つ力に興味がある方、純粋に気になった方はぜひ映画を見に行ってみてください!
私もまだまだハマりたてなので、勉強していきます!

一緒に沼りましょう!!