助産師リリーさんが『うつ病でも、希望をもって生きていく-前編-』の作品レポートを書いてくださいました!
とてもべた褒めしてくださっていて、著者としては大変うれしいレポートです(/ω;)
リリーさんの記事にも書かれていますが、出版後に一緒に飛行機に乗った際に、感想をたくさん話してくださいました。
電子版の方にマーカーやメモを残していて、それを一つ一つ見せてくださったのです。
制作裏話でまた暴露しようと思いますが、本当に作るのが大変だったので、丁寧に読んでくださる方がいてとても励みになりました。
ということで感想は直接聞いてはいたのですが、改めてリリーさんのレポートを読みながら、ふと「これは伝えたいな」と思ったことがあるので、今回はそのことについて記事を書きます。
リリーさんのレポートの中で「『自分の足りない姿を言葉にできる』強さをとても感じた」と書いてくださった部分があります。
けど私は元々、自分の足りなさを人に見せるなんてできない性格でした。
ブログでこれだけいろいろ暴露しているので、信じてもらえないかもしれませんが(笑)。
リリーさんも書いている通り、自分がうまくできなかったことや足りない姿を見せると、人に悪く思われると思っていたし、否定したい気持ちから言葉に出すことが難しかったです。
実際、私がブログを始めたときは病気のことは一切書いていませんでした。
そんな私が変わったきっかけは、鄭明析(チョン・ミョンソク)牧師ともう一人のあるメンバーでした。
鄭明析牧師は「総裁」というとても高い立場にありながら、説教の中でよく自分の失敗談を話されます。
高い地位の方が自分の足りなさや失敗談を人に見せるのは、とても勇気がいることだと思います。
それこそ下の人たちに示しがつかないといいますか、見くびられるきっかけにもなるのではないでしょうか。
けど鄭明析牧師はそういう心配を全くされない方で、最近も明け方に起きられなくて神様が帰ってしまったという話をしてくださいました。
夜12時を過ぎて寝たので、明け方の祈りの時間に平素より少し遅く、4時に起きました。神様は決めた時間に来られてすべきことをすべてして帰る時に「私のすべきことはすべてして帰る。あなたのすべきことだけが残っているから、やりなさい」とおっしゃいました。
鄭明析牧師の説教より抜粋
全世界の会員たちが聞く説教で「寝坊した」という暴露話。
なかなかできないと思いますが、鄭明析牧師は普通にこのような話をたくさんされます。
だからこそ私たち会員は鄭明析牧師のことを近く感じるし、安心するのだと思います。
「鄭明析牧師も同じなんだ」と共感できるからです。
鄭明析牧師が自分の足りなさやできなかったこと、けどそこから這い上がってきた話をしてくださるたびに、私はいつも勇気をもらっていました。
「私もあきらめずにがんばってみよう」。
そうやって、倒れそうなところから何度も救われました。
また、そんな鄭明析牧師に学んでこられたキリスト教福音宣教会の先輩方も、同じように自分ができなかったことや弱さ、足りなさをたくさん話してくださったのです。
「うまくできなくて落ち込んだ、でも○○という御言葉で力を受けて諦めずにやった」「やろうとして失敗したけど、△△と考え方を変えて方法を変えて挑戦した」など、これはほんの一例ですが、そういう話を年上の皆さんがたくさんなさるので、その姿を見て徐々に私も変わっていきました。
鄭明析牧師が自分にしてくださったように、私が自分の足りなさや弱さを見せてそこからどのように立ち上がったのか、その経緯を話すことで生かされる命がいるのではないかと考えるようになったのです。
「同じ境遇の人、似た考え方を持っている人が、少しでも生きづらさから解放されたらいいなぁ。自分の足りなさや弱さを見せることは、悪いことではないんだな」と考え方が変わりました。
とはいえブログに書いて不特定多数に全公開する勇気までは持てなかったのですが、そのときに出会ったのがみゆちゃんでした。
みゆちゃんは「パステルライフ」というブログを運営しているのですが、うつ病と闘う姿をありのまま書いていたのです。
とても衝撃を受けました。
私が彼女に出会った(というか一方的にブログを見た)ころ、私自身適応障害の症状がひどくなっていたので、まずキリスト教福音宣教会の中で似た病気の人がいるということにも驚いたし、療養生活について書いている姿がとてもかっこいいと思いました。
それこそリリーさんが言う通り、自分の足りなさや弱さを見せるためには勇気が必要です。
その弱さを言葉にできる強さにとても刺激を受けました。
それで他のメンバー(指導者)とも相談し、ブログの方向性をぐっと変えて、私も闘病についての記事をブログに載せるようになりました。
ブログで闘病のことを書いていなかったら、本を書くこともできなかったと思うので、本当に神様の御働きを感じます。ハレルヤ。
ということで長くなってしまいましたが、私は鄭明析牧師と彼に学んだ先輩方、そして特にみゆちゃんから刺激を受けて、足りなさや弱さを打ち明けられるようになりましたというお話でした。
最近、鄭明析牧師についての悪い噂がネットにたくさん載っていて悲しくなりますが、私にとてもいい影響を与えてくださった方であり、噂のような人ではないということを明記しておきます。
少なくとも私が鄭明析牧師に出会わなければ、このブログと本が生まれることはなかったです。
闘病生活が終わるまで、闘病のことを赤裸々に書いていくつもりですので、これからもよろしくお願いします☆彡