最近、カウセリングで「アウトカムの設定」について学びました。
実践してみて「これめちゃくちゃ重要じゃん」と感じたので、今回はアウトカムの設定について書きます。
「アウトカム」とは?
「アウトカム(“outcome”)」=結果、成果という意味です。
つまり「アウトカムの設定」とは、直訳すると「得たい結果の設定」ということです。
「目的の設定」と意訳しても良いかもしれません。
「これをすることによって自分はどんな結果を得たいのか?」を考えて、それを目的にして行なうという「目的志向」の一種です。
どうして必要なのか?
私が実践しながら思ったのは、他人軸で生きているかつ完璧主義の方には結構参考になるというか、身につけたら楽になるかも?という印象です。
理由を2点説明します。
1.自分軸が育つ
まずは自分軸が育ちます。
そもそもカウセリングの先生からこの話が出た背景には、私が「自分軸で生きたい」と相談したことがあります。
「自分がやりたいかどうか」ではなく、「相手が求めてそうだからやる」「頼まれたからやる」「やっておかないと相手が心配しそうだからやる」「一般的にすべきことだからやる」という感じで、常に他人軸で考えて行動するタイプなので、すっげ疲れるんですよね(-_-;)
「自分の人生なんだから自分を中心にして、自分のために生きる」という発想自体がなかったのですが(やばい)、最近になってようやく「自分のために生きていいんだ」と思えるようになってきたので、相談した次第です。
「こういう結果を得たいからやる!」という思考が身につくと、一気に他人軸から自分軸に変わりますよね。
「私はこうしたい、だからやる」という主体性も身につきます。
私と同じように「自分軸で生きたい」と思う方には必要なプロセスなのかなと思います。
2.細かいことが気にならなくなる
「得たい結果」を考えてそのために行なうので、過程の中の細かいことがあまり気にならなくなります。
完璧主義の方って、過程も結果も全部パーフェクトじゃないと気が済まないと思います。
私はそうです。
だから求めていた結果が出たとしても、過程でうまくできなかった部分があると、そこが気になってストレスを受けます。
「あそこもっとああやればもっとよくできたんじゃないか」って後悔することも多いです。
でもアウトカムの設定を意識するようになってからは「まぁ求めていた結果は得られたからいっか」って、過程の細かい色々は気にならなくなりました(笑)。
いわば「結果オーライ」ですね。
初めから結果オーライ思考ができれば楽なんですけどね。
私はできなかったので、アウトカムの設定をし始めてから大分楽になりました。
アウトカムを設定し、その目標を満たすことによって十分に満足感や達成感が得られるので「まぁいっか」って思えるようになったという感じです。
アウトカムの設定ってどうやればいいの?
「自分で考えられるぜ」って方もいると思いますが、慣れていない方は以下の質問に沿って考えていくと分かりやすいです。
(私はカウセリングの先生からいただいた資料を基に行なっていますが、大体似たような質問です)
1.あなたのゴールは何ですか?
2.ゴールが手に入ったらどのように分かりますか?
3.ゴールはいつ、どこで、誰と創りますか?
4.ゴールを手に入れたらあなたの人間関係や周りの環境はどのように変化しますか?
5.ゴール達成のために、あなたが既に持っているリソースは?
6.現在成果を手に入れるのを止めているものは何ですか?
7.ゴールを手に入れることは、あなたにとってどのような意味がありますか?
8.まず何から始めますか?具体的な行動プランは?
引用元:アウトカム:NLP用語集/NLP 日本NLP協会 公式サイト・神経言語プログラミング
慣れるまでは億劫になるし最初は考えるのが難しいですが、慣れて来ると段々コツを掴んできますのでご安心ください。
面倒くさい時は1,2,8あたり考えるだけでも効果はあるそうです。
ちなみにアウトカムを設定する際に、とても大事なことがあります。
それは、
肯定的なアウトカムを設定すること。
「~しないようにする」とか「~でない自分になる」とかはNG。
仮に「~しないようにする」を設定してしまうと、「~」の部分にあたる状態をまず経験しなければならなくなります。
例えば「貧乏にならない」だと「貧乏」な状態、「心配しない」だと「心配」を体験しなければ、処理できなくなります。
なので、肯定的な表現に言い換えるのが良いそうです。
例えば「自責しない自分になる」ではなく、「自分をたくさん褒める自分になる」という具合に。
参考までに、以前私が就労移行支援センターに行く時に設定したアウトカムを載せておきます。
※質問が若干違うところがあるので、似通った質問だけ合わせて回答を載せます。
1.ゴール:Excelの技術を1つ身につける。
2.どのように分かる?:視覚的に分かる(数式が合っている)。
4.周りの変化:作業効率が上がり仕事が早くなるし、難しい仕事を任せてもらえるかもしれない。
5.リソース:受講できる講座がある、質問できる職員がいる、学習能力もある。
7.意味:職場でExcelを使う時、一人でスムーズに必要な操作ができる。仕事の作業効率が上がる、評価してもらえたら正社員の道が開けて、安定した就労を手に入れることができるかもしれない。
8.行動プラン:講座を受ける。
参考になれば幸いです(^^)
まとめともっと学びたい方への広告
今回は「アウトカムの設定」について書きました。
まとめると、
- 「アウトカムの設定」=「得たい結果の設定」
- 自分軸で生きたい方や完璧主義でストレスを溜めやすい方に特にお勧め
- 質問事項を参考に、肯定的なアウトカムを設定する
という感じです。
気になる!もっと学びたい!という方は、元々の出所が「NLP」という心理学(※)なので、そちらを勉強すると良いかと思います。
※リンクはNLP-JAPAN ラーニングセンターのHPに飛びます。
私は今、入門書を読んでいる最中です(^^♪
NLPは「脳と心の取扱説明書」と呼ばれている心理学で、かなり面白いです\(^o^)/
アウトカムの設定、気になった方はやってみてください★